プロもやってる!1人でできるボイトレ方法

はじめに

音痴=センス不足ではありません!

「私は音痴だから…」と諦めていませんか?

実は『音痴』は耳(ピッチ認知)と体(発声運動)のタイミングと距離感のズレです。

そのズレは訓練である程度揃えられます。

正しいボイトレを行えば、驚くほど早く改善します。

今回はご自宅で1人でもできる簡単で確実なボイトレを6つのステップでお伝えします!

準備

キーボード:基準音を知るためのものです。ピアノでもスマホでもOKです。
録音機器:スマホでOK。

ステップ1:3分間の腹式呼吸トレーニング

・仰向けに寝て、お腹に手をあてる。(膝を立ててもOK)
・鼻からゆっくり息を吸い、お腹がふわっと広がるのを感じます。
・十分に吸ったら、口をすぼめて息をできるだけ細く、長く吐きましょう。

これを最低10回繰り返します。
慣れてきたら立ったまま同様のトレーニングをしてもOKです。

■解説
ピッチの外れは、呼吸がたどたどしいことが大きな原因です。
腹式呼吸で息の『直線』を作ることができれば、声帯が安定して狙った高さに届きやすくなります。
腹式呼吸はプロも行う必須の練習です。
毎日継続することではっきりと変化が見えます。

ステップ2:初級音感トレーニング

・キーボードで『ラ』の音を鳴らす
・ハミング(んー) で同じ高さに合わせる。キーボードの音が鳴り終わる前に出します。
・あ→え→い→う→おと母音を変えてもピッチが揺れないかチェック。

ポイント:外れたらすぐ直さないで。
一度息をリセットして再び基準音を聴き直す。
耳で『正解の写真』を撮り直す感覚です。
慌てて連投しすぎず落ちつて行いましょう。

もしチューナーをお持ちの方は、±10セント以内をキープできるように意識してみてください。

ステップ3:中級音感トレーニング

1つの音が合わせられるようになったら、今度は同じ音や別の音など2つの音程を行き来してみます。
・同度往復:ラ→ラ(同じ音)を「エ〜、エ〜」と均一に出してみましょう。
・半音上げ下げ:ラ→シ♭/ラ→ソ♯ と半音ずつ音を移動してみましょう。音が移動する感覚を掴みます。
・録音をしてみて自分の癖をメモしてみるのが効果的です。

ステップ4:上級音感トレーニング

2つの音程にもなれたら、今度は3つの音です。慎重になりすぎて恐る恐る声を出すと逆に声が安定しないので、思い切ってまっすぐ声が出るように意識しましょう。

・5-3-1(ソ-ミ-ド)、1-3-5(ド-ミ-ソ) を実際の音階で歌ってみます。ピアノを弾いて1音ずつチェックします。
・次に母音で歌ってみます。「う」→「え」→「あ」の順。開くほど音程が上ずりやすいので注意しましょう。1回成功→3呼吸休むなど休憩を挟みましょう。耳と喉をリセットします。

ステップ5:メロディは“かたまり”で攻略

では実際に歌ってみましょう。あなたの歌い曲でOK。ただしいきなり長いフレーズはNG。3〜5音で小分け→かたまりを連結するのが良いです。好きな曲のサビを1フレーズやってみましょう。

・まずはサビをハミング(んー) で3文字ずつ歌う。正確に音をたどります。
・3文字ずつの塊が2つできたら、 2つを連結して6文字で歌ってみましょう。
・歌詞に変換(最初はハミング→母音のみ→歌詞の順)。
この順序で音程の設計図を体に落とし込みます。ズレても大丈夫です。やり直して修正していきましょう。

ステップ6:表情筋・軟口蓋で“落ちない声”

正しく歌っているはずなのに録音を聴くと音痴に聞こえる。
そういう方は口の中が狭くなることで音が下がって出ているのかも。
顔の筋肉の使い方を変えてみましょう。

目尻と頬をそっと持ち上げる(笑顔ではなく“柔らかいリフト”を意識します)。
軟口蓋(上あご)UPのつもりで軽いあくびをしながら声を出す。

よくあるNG例と修正

練習を続けていくとだんだんと自分の方法に変わってしまう方が多いです。
定期的に間違ったやり方に変わっていないか以下をチェックしてやってみてください。

大声で音程矯正:より音が外れる可能性があります。無理ないボリュームで精密に。
喉で押す:顎が前に出たら喉が狭くなり喉が痛くなる可能性がります。一度深呼吸して喉の力をリセットしてください。
一気に全部歌う:全部歌いたい気持ちはわかりますが外れているか自分で確認できないまま進んでしまいます。まずは3音単位でOK。できたら休むが上達のコツ。
メトロノーム無視:リズムの乱れはピッチの乱れに直結。60〜80BPMでまずはゆっくり歌うのがポイントです。

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